海外学会参加体験記、最後は我々の活動の成果をご紹介いたします。

ICU患者3,429本の末梢静脈カテーテルを対象とした材質別の静脈炎発症率比較において、同じポリウレタン製剤でも製品により静脈炎発症率が異なることを実証できました。この差異の背景には、の硬さが関与している可能性があり、材質選択の重要性を示すことができました。

他のポスター研究も重要なものばかりだったため「もしAward獲得できたら嬉しいね」と話しておりましたが、本当に獲得できたので大変光栄です。
今後の抱負
AVAS Scientific Meeting 2025では、世界の研究動向や教育を知り、本邦における課題(研究・教育領域の未発展さなど)も浮き彫りになりました。同時に、我々の研究が優秀ポスター賞を受賞したことからも、世界に劣らない研究視点を持っていることも実感することができました。我々J-IVCARESが目指すところを達成し、それを安定して発信できれば、AVATARをはじめとする各国の主たるカテーテル組織のような日本の組織になれるだろうと、そう感じました。
今後は、体系的なカテーテル管理教育プログラムの構築と標準化、国際共同研究への積極的参画による知見の蓄積、継続的な研究成果の発信と臨床現場への確実な還元に取り組み、血管アクセス分野における日本の研究レベル向上と国際的プレゼンス確立、そして何より日本全体のカテーテル管理水準の底上げに向け、今後も精進してまいりたいと存じます。
新里 祐太朗
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