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RaPeVAって?
RaPeVA(Rapid Peripheral Vein Assessment)は、PICC(末梢挿入型中心静脈カテーテル)を安全に挿入するために、両上肢の静脈を超音波で系統的に観察・評価し、最も適切な血管と側(右または左)を選択するための標準手順です。PICCに伴う合併症(血栓、... -
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SIPプロトコルをご存じですか
SIPプロトコルは、PICC挿入時に生じうる血栓、感染、脱落、位置異常、神経損傷などの合併症を体系的に低減するための、エビデンスに基づく標準化手順です。2014年版を基盤に、超音波評価(RaPeVA)、出口部ゾーニング(ZIM)、IC-ECGによるチップ位置確認... -
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ICU入室基準(重症度、医療・看護必要度)がもたらした変化
2014年4月、厚生労働省が「ICU入室基準(重症度、医療・看護必要度)」を導入しました。この基準は、ICUに入室できる患者を「一定水準のモニタリングや処置を必要とする者」に限定し、その実施状況に応じて診療報酬を算定する仕組みです。これにより、ICU... -
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CVポートの感染リスクとは?日本の後ろ向き解析から
CVポート(皮下埋め込み型中心静脈アクセスポート:totally implantable central venous access port)は、化学療法が長期間必要な場合や、在宅での高カロリー輸液投与が必要な場合などに選択される中心静脈カテーテルです。針を抜去することで刺入部の特... -
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成人におけるカテーテル関連血流感染(CABSI)予防ガイド2025(後編)
引き続き、米国のAPIC(感染制御疫学専門家協会)が2025年に発表した「成人におけるカテーテル関連血流感染(Catheter-Associated Bloodstream Infection: CABSI)予防ガイド」をご紹介します。 今回は後編で、カテーテル管理のベストプラクティスをご紹介... -
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成人におけるカテーテル関連血流感染(CABSI)予防ガイド2025(前編)
今回は米国のAPIC(感染制御疫学専門家協会)が2025年に発表した「成人におけるカテーテル関連血流感染(Catheter-Associated Bloodstream Infection: CABSI)予防ガイド」をご紹介します。長くなるので2回に分けてお送りする予定です。今回は前編で、カテ... -
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動脈ラインの材質による比較 無作為化対照試験
今回は動脈ラインの材質によりカテーテルの不具合の発生率が異なるのか?という二重盲検無作為化試験です。しっかり差がついて早期終了となっています。 動脈カテーテルによる血圧モニタリングは、ICUにおける重症患者の血行動態評価に不可欠な手技です。... -
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PICCとミッドラインカテーテルの安全性と合併症の比較(多施設コホート研究)
ミッドラインカテーテルとは日本では2024年から導入になった比較的新しい治療法です。(海外では以前から使用されています)点滴確保が難しい患者さんに対しエコー下で上腕の静脈から挿入し、PICCよりも手技が簡単であると言われています。CVCと比較し致死... -
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感染ゼロのミッドラインカテーテル導入
静脈路確保デバイス選択において、中心静脈カテーテルの不必要な使用を削減し、ミッドラインカテーテルの安全な導入を検討した研究です。576床の都市型地域病院での看護師主導による前向き観察研究で、感染リスクと治療完遂率の観点から有用性を評価した興... -
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品質改善プロジェクトがPICCの適正使用を改善、費用対効果を上げる(米)
PICCは、広く使用される一方で、不適切な使用や合併症のリスクが問題とされています。ミシガン州のHospital Medicine Safety Consortium (HMS) による医師主導かつ成果報酬型のQI介入が、PICCの適正使用を高め、その費用対効果を評価した論文を紹介します...
