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成人におけるカテーテル関連血流感染(CABSI)予防ガイド2025(後編)
引き続き、米国のAPIC(感染制御疫学専門家協会)が2025年に発表した「成人におけるカテーテル関連血流感染(Catheter-Associated Bloodstream Infection: CABSI)予防ガイド」をご紹介します。 今回は後編で、カテーテル管理のベストプラクティスをご紹介... -
成人におけるカテーテル関連血流感染(CABSI)予防ガイド2025(前編)
今回は米国のAPIC(感染制御疫学専門家協会)が2025年に発表した「成人におけるカテーテル関連血流感染(Catheter-Associated Bloodstream Infection: CABSI)予防ガイド」をご紹介します。長くなるので2回に分けてお送りする予定です。今回は前編で、カテ... -
動脈ラインの材質による比較 無作為化対照試験
今回は動脈ラインの材質によりカテーテルの不具合の発生率が異なるのか?という二重盲検無作為化試験です。しっかり差がついて早期終了となっています。 動脈カテーテルによる血圧モニタリングは、ICUにおける重症患者の血行動態評価に不可欠な手技です。... -
PICCとミッドラインカテーテルの安全性と合併症の比較(多施設コホート研究)
ミッドラインカテーテルとは日本では2024年から導入になった比較的新しい治療法です。(海外では以前から使用されています)点滴確保が難しい患者さんに対しエコー下で上腕の静脈から挿入し、PICCよりも手技が簡単であると言われています。CVCと比較し致死... -
感染ゼロのミッドラインカテーテル導入
静脈路確保デバイス選択において、中心静脈カテーテルの不必要な使用を削減し、ミッドラインカテーテルの安全な導入を検討した研究です。576床の都市型地域病院での看護師主導による前向き観察研究で、感染リスクと治療完遂率の観点から有用性を評価した興... -
品質改善プロジェクトがPICCの適正使用を改善、費用対効果を上げる(米)
PICCは、広く使用される一方で、不適切な使用や合併症のリスクが問題とされています。ミシガン州のHospital Medicine Safety Consortium (HMS) による医師主導かつ成果報酬型のQI介入が、PICCの適正使用を高め、その費用対効果を評価した論文を紹介します... -
病院内バスキュラーアクセスチーム(VAT)の役割と患者安全への影響:多方法研究
今回ご紹介するのは、米国ミシガン州にある複数病院において実施された、バスキュラーアクセスチーム(VAT)の構造と機能、ならびに患者安全への影響についての多方法(質的・量的)研究です。看護師主導の静脈アクセスチームの実態と可能性を検討するうえ... -
救急外来入院患者に対する血管アクセス教育・トレーニングプログラムの費用対効果
新年度も始まり新たな仲間も加わり、なんとなく転校生がやってきたあの日を思い出しているのは私だけでしょうか?今回は、エコー下静脈穿刺の教育コストに関する報告をご紹介します。 この先を読みたい方は、ぜひメーリングリストに登録またはnoteをご覧く... -
救急外来患者での末梢静脈カテーテル合併症の割合:またその患者要因
救急外来には定期受診外、予定入院以外の患者が入院することがほとんどです。かつ、生命の危機的状況で来院、入院となる場合もあり末梢静脈カテーテルが挿入されることは日常的です。 本日は、救急外来受診患者における末梢静脈カテーテル合併症の割合と、... -
A-line穿刺時の局所麻酔は何がよいのか
本日は、橈骨動脈穿刺時の鎮痛法について、システマティックレビューとネットワークメタアナリシスの結果をご紹介します。 この先を読みたい方は、ぜひメーリングリストに登録またはnoteをご覧ください。 メーリングリスト登録はこちら